現役の消防士から、なりたい人へ ~消防士になるには、試験を突破せよ~

明日は119番の日ですね。

語呂合わせなのでわかりやすいです。

それに合わせて明日から秋季火災予防運動が始まります。

 

どちらさまも、火の用心。

 

そういえばこの時期、全国各地で防災フェアだったり

消防体験まつりだったり

庁舎見学会を開催したりしています。

 

親子でいらっしゃるのが多いですね。

 

そこで対応しているときの話。

 

「この子、将来は消防士になりたいって言ってるんです」

 

うれしいですよね。

なんか、自分の仕事が認められた気がして。

多分、勘違いですけど。

 

でも皆さん、

この間質問されたのであえて聞いてみますが

どうやったら消防士になれるか知ってます?

 

 

答えは簡単。

「採用試験を突破せよ」

なのです。

 

ご存知の方も、そうでない方も。

 

「消防士」と呼ばれる皆さんは、基本的には

「地方公務員」です。

 

なので、

「市役所・役場職員」「警察官」「県職員」

と同じですね。

 

ちなみに、自衛隊さんは

「特別国家公務員」

という枠ですのでお間違いなく。

 

それで、採用試験はどこで受けるの?

という話ですが・・・

 

「それぞれの市町村職員採用試験を受ける」

が正解です。

 

ですので、地元の消防に入りたい!

というのであれば、

地元の消防署(分署、出張所等含む)に確認すれば、

日程などをやさしく教えてもらえます。

 

ちなみに、試験内容は、受験する所属で違います。

ですので、確認を取った時に、試験内容も聞いてみましょう!

 

だって、そこにいる人はみなさん、

同じ試験を受けて、突破しているみなさんなのですから。

 

 

これ、一番の裏ワザですので覚えておいてください(笑)

 

 

参考に、僕のいる消防組合ですが、

一次試験が学科試験(SPI系)と小論文、

二次試験が体力測定と面接でした。

受験したときから変わっておりません。

 

ちなみに一次試験文ですが、

大学卒業区分が小論文、

高校、短大卒業区分が作文の試験でした。

書くテーマと量が違った気がします。

 

 

というわけで、

ここまでが消防士になるための採用試験の概要です。

 

参考になりましたでしょうか?

 

 

さてさて。

じゃあどうすればその試験を突破できるの?

という話ですが・・・

 

これはまた後日書かせていただきます。

 

僕の体験を踏まえてね。

救急事案から学ぶ ~乳児の熱性けいれん~

今日は実際にあった救急事案と、それに対する意見の紹介です。

まぁ実名とかは出さないで紹介していきます。

 

 

本日の救急車要請内容

「1歳男の子、39℃の熱が出て、けいれんをおこしている。」

 

現場到着時、けいれんは収まっている状態。

ぐったりして目は閉じているが、呼吸は正常。

体温は37.5℃まで下がっていた。

 

病院へ搬送し、検査結果は「熱性けいれん」でした。

 

 

この記事を読んでる方へ。

 

もしかして、どっかで聞いたこと、見たことあるな?

なんて感じていないでしょうか。

 

 

そうなんです。

実は、とてもよく事案。

僕自身、数回対応している事案です。

 

 

なので、このような症状の場合、

救急隊が家族の方に聞きたい内容があります。

少し開設を加えますので

是非覚えていてください。

 

1、けいれん症状は片側だけか?両側か?全身か?

 熱が出ている、出ていないに関わらず聞きます。

 片側のみであれば、けいれんではなく、「麻痺」の可能性があります。

 もし麻痺症状であれば、脳疾患など別の病気を疑う場合があります。

 

2.けいれん時間はどのくらいか?

 熱のみによるものか、ほかの原因によるものかを探る要素の一つです。

 また、けいれんの継続時間によっては、後遺症が残ったりします。

 

3.いつもとどのように違うのか?

 主に意識があるときに聞きます。

 上記したような、表情に違いがあれば、こちらも脳疾患などを疑います。

 

 

ちなみに。

ここからは予備知識です。

意見も入っていますが参考にどうぞ。

 

・泡を吹くこともあります。

・体温が40℃くらいまであがることも。

・でも数分後に37℃くらいまで下がることも。

 

・実は病院に行っても、対処法は特にない。

 熱性けいれんの場合、熱が下がれば症状は治まります。

 少し熱があるときに、適切に冷やしていれば、熱性けいれんになりません。

 

・少し前の時代のように、近所で見てもらえる病院があれば、

 救急車は不要な案件です。

 コミュニティーって大切ですね。

 

 

いかがでしょうか?

今回は、救急隊が知りたい情報を紹介し、

その解説を付け加えました。

合わせて、予備知識と僕の意見も加えております。

 

もしもの時は参考にしてくださいね。

 

 

 

追伸。

今読み返したら、あまりまとまっていない文章でした。

次回から、もう少しまとめてから書くようにします。

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感想(8件)

とある現役消防士から、みなさまへ

はじめまして。

 

とある地方で現役の消防士をしている者です。

ここでは「柳の兄さん」と名乗らせていただきます。

読み方は「やなぎのあにさん」です。

 

 

さて、このサイトは、現役消防士によるブログです。

 

 

何のためにやるか?

 

一つ目に、自分が得た知識などを強く記憶にとどめる、

いわばアウトプットの場としての場所を作りたかった。

 

二つ目に、住民の皆さんと話す機会があっても、

きちんと話せる時間が長くはないということ。

 

 

では誰に向けた内容なのか?

 

一つ目に、将来消防士になりたい!

だから現役の人から話を聞きたい!

なんていう方のためへの情報発信。

 

二つ目に、消防に関わる仕事の人や

消防という職種の中身に興味がある人たちへのお知らせ。

例えば、自宅を改装して飲食店を始めよう!としたとき、

消防法による防火上の規制を受けることがあります。

なるべく避けられる揉め事は避けたいですよね。

 

三つ目に、同志である現役の消防士たちへのメッセージ。

ただの「あるあるネタ」だったり、

よくある「グチ」だったり、

実際にしてしまった「失敗談」だったり。

 

 

一応こういう内容で更新していきたいと思います。

 

 

ちなみに。

先に断っておきます。

 

僕は現在、隔日勤務という立場ですので、

毎日更新できません。

 

毎日更新してしまうと

「この人、まさか勤務中に更新してる?」

なんて話になりかねないので、むしろ更新しません。

 

それともう一つ。

 

僕らの仕事の規定に「守秘義務」ってのがあります。

 

ここに書きたい内容があっても、

個人を特定できるような内容を書いてしまうと

僕が「守秘義務」を守っていないことになってしまいます。

 

というか、下手すると処分を受けることになります。

 

なので、一部分かりにくい表現にすることもありますので

そこはご了承くださいませ。

 

 

最後に。

 

 

皆さんからのご質問、ご意見は、

基本的に受け付けるスタンスで更新していきます。

どしどしお寄せください。

応援メッセージだと、すごくうれしいです。

 

 

それでは、よろしくお願いいたします。