消防士に必要な能力とは? ~実は重要なスキル、トークの力~

今日は久々に日中にランニングしてきました。

10Kmを1時間で。

速く走れる人たちには文句言われそうなペースですが、

僕は走りのスペシャリストじゃないし、

駅伝とか出場しない(所属では大会に出てる人もいます)し、

ましてやマラソン大会とか出ません。

(本当は出たいけど。)

 

僕がランニングをしてるのは、

「現場で最後まで走る力を保つため」

です。

 

この辺の話はそのうちちゃんと書きますが、

今回は

「消防士に必要とされる能力」の中でも、

トーク力」

について書きたいと思います。

 

 

じゃあまずは、

なぜトーク力が必要か、という話からです。

 

消防士は、採用されてすぐ

消防学校という施設(ある意味職業訓練所)に入校し、

半年間鍛えられた後に正式採用となり、

それぞれの所属、職場に配属となります。

 

細かいところは後日まとめて書きます。

 

そして所属に戻り、それぞれの与えられた仕事をするわけですが、

毎日毎日火事があるわけではありません。

 

あ、僕のいる田舎の場合ですけど。

 

じゃあ普段は何をしているの?

という話ですが、

訓練も毎日行いますが、

それよりも多いのが

「事務仕事」

なんです。

 

じゃあ事務仕事って何してるの?

という話ですが、

自分たちの職場環境を整える、総務の仕事や、

現場活動のことを考える、警防の仕事や、

火災予防のことを考える、予防の仕事などがあります。

 

で、予防業務の中に、

消防訓練指導への出向があります。

 

保育園や幼稚園、小学校などへ出向いて、

避難訓練の指導や評価をしたり、

119番通報の指導をしたり、

消火器の使い方を説明したりします。

 

その出向の際、

新人君のお仕事として与えられるのが

「消火器の説明について」

なんですね。

 

これ、多分うちの所属だけではないんです。

そもそも消防学校にいる間に、教官から

「所属に戻ったら、やらされるぞ」

と言われてるんですよ。

 

実際僕もやらされましたし。

 

そこで、今日のテーマに戻ります。

 

例えば幼稚園。

幼稚園の先生は10数名おり、

その人たちに消火器の使い方、注意点を説明して、

訓練用消火器を用いて、実際に使ってもらいます。

 

ここで、トーク力があれば、まったくもって苦労しません。

 

逆に、トーク力がなければ、一言もしゃべることができず、

出てくるのは冷や汗だけです。

 

トーク力と一言で書いていますが、この場面では

・初対面の人たちの前でしゃべる力

・使い方等を丁寧に伝え、理解させる力

・使う時間を管理して進行する力

・相手に満足してもらえるようにする対応力

などが必要とされます。

 

人前でしゃべるのは慣れるとできますが、

そもそも住民に対してのサービス、という点で考えれば、

上記の内容くらいはできてほしいということです。

 

ちなみに消防訓練だけでなく、

救命講習、消防団への挨拶回り、立入検査など

人に対峙して、丁寧に話す、という機会が多いのが消防です。

 

そこで態度が悪かったりすると

「公務員のくせに態度が悪い」

「税金から給料もらってるのに、あいつは何なんだ」

とか言われるので、注意が必要です。

 

それなのに

「そもそもコミュ障です」

「人見知りです」

とか言ってられないんです。

 

ちなみに僕は

「コミュ障っぽっかったけど、何とかやってます」

「人見知りではありますが、制服を着てる時はキャラ違います」

のタイプです。

 

 

本日のまとめ。

 

消防士に必要な能力、実は「トーク力」。

意外と人前で話すことが多い仕事です。

ちょっとでも不備があると、投書とかされかねないです。

むしろ好印象を持ってもらうために、トーク力を。

一言でトーク力といっても、スキルはたくさんあります。

 

新人さんへ。

諸先輩方はどんなトーク力を持っているか、

普段の会話から盗んでください。

 

 

今日はこの辺で。