関係者は特に必見!消防の階級のお話 ~とりあえず、線と星を見てね~

すっかり更新が滞ってしまいました。 気付けば12月、師走ですね。

まぁ僕は新しい年を職場で迎える予定ですが・・・ と、これだけ読むとブラック企業みたいですねw

まぁそんなこんなで、交通安全週間が始まっているようです。 普段からスピードを出して車を運転する方々、気を付けて運転してくださいね!

というわけで今日は、消防における階級の話を書いていきます。 タイトルにも書きましたが、関係者は必見ですよ!

「消防士」は消防で働く人ではない

たまに防災フェアとか、地域の皆さんとの触れ合いの時に

「消防士さん!」

と声を掛けられるんですが、僕は消防士ではありません。 消防士長なんです。

実は「消防士」は職名ではありません。 階級の名称なんですね。

さて、階級の話に入る前に、消防でハタラク人について補足しておきます。

消防関係で働く人には「消防職員」と「消防吏員(りいん)」があります。

「消防職員」は、ざっくり言うと、「消防に関係する建物で働いている人」です。 そして「消防吏員」は、「消防に関する仕事をしていて、制服と階級が定められている人」です。

例えば、 市町村で雇用している臨時採用の事務職員さんは、「消防職員」であって「消防吏員」ではなく、 僕は「消防職員」であり、「消防吏員」なんですね。

新採用の職員さんは、テストで出ることがありますので覚えておいてくださいね!w

消防吏員の階級は、全部で10個しかない

では、消防吏員の階級について説明します。 と言っても、実は10個しかないのです。 同じ体育会系公務員の自衛隊さんと比べると、屁みたいな数ですねw

階級章の見方については後述しますので、まずはずらっと下の階級から並べてみます。

消防士、消防副士長、消防士長 消防司令補、消防司令、消防司令長 消防監、消防正監消防司監消防総監

こんなもんです。

意外と並べてみると、法則みたいな感じがあるので、すらっと覚えられるかもしれませんね。

ちなみにこの並び順、階級章の見分け方のヒントになります。

階級章は、星の数と、線の色・本数で見分けられる

さて、タイトルに「関係者必見!」としていましたが、実はここからが重要。

関係者は、階級の名前なんて覚えなくていいです。

覚えて欲しいのは、「星の数が多い人が偉い」のと、「線が多い人が偉い」「眩しい人が偉い」というポイントです。

先程紹介した階級で、消防士の欄を、線と星で紹介すると

消防士・・・・・細い線が1本、星1個 消防副士長・・・細い線が1本、星2個 消防士長・・・・細い線が1本、星3個

なんです。同様に、

消防司令補・・・細い線が2本、星1個 消防司令・・・・細い線が2本、星2個 消防司令長・・・細い線が2本、星3個

消防監・・・・・背景が金ピカ、星1個 消防正監・・・・背景が金ピカ、星2個 消防司監・・・・背景が金ピカ、星3個 消防総監・・・・背景が金ピカ、星4個

こんな感じです。

そして、消防は階級社会ですので、本来は対外的に関係者と話す際は、現場の責任者が対応しなければいけません。

ですので、もし話を聞きたい関係者の皆さんは、 「星の数が多い」「線が多い」もしくは「眩しい」 という人を探してください。

ちなみに、ここまで書いた内容がほぼ網羅されているページがhttp://www.fdma.go.jp/neuter/topics/danketsuken/PDF/220226_dai2_07.pdf&sa=U&ved=2ahUKEwjXh8W1xI3fAhVFebwKHUsmAuYQFjACegQIBxAB&usg=AOvVaw2K40YJKIO3mTETsNMEYy4r:総務省消防庁のページ内にありましたので、参考にしてください。

じゃあここまで書いたの何だったんだw ということで、今日はこの辺で。