秋田県能代市の建物火災で職員2名が殉職、仲間達はどう思う? ~今の気持ちと、学ぶべきことは何か~

すみません、更新が10日振りになってしまいました…。

まだあまり読者もいないので、ゆっくりやろう、という甘えがダメですね。

まずもって、早めに書いておかなきゃないな、という話題が上がったのでエントリーを上げておきます。

秋田市の火災、消火活動中に消防職員が殉職

全国ニュース等でも報道されていますが、平成31年1月22日、秋田県能代市での、店舗併用住宅火災があり、消火活動中に職員2名が殉職しました。

「秋田 消防職員殉職」で検索

とても残念です。

職場は違えど、同じ消防の仲間。 同僚を失ったのと、同じくらい悲しいです。

そして言いたい。 バカヤローと。

ついに悪口言いやがった、と思うかも知れませんが、本音です。

亡くなった方達、そして現場にいた人達、そして上司に対して言わせてもらいます。

消防の仲間達へ、再確認。死んだら何も残らない

僕たち消防は階級社会、そして縦社会です。 基本、上司の命令は絶対なんです。 じゃないと組織として成り立たなくなるから。

消防学校でそう教わりましたが、もちろん例外はあるとも教わりました。

それは、自分に身の危険がある場合。

消防が活動をする際は、安全管理をしながら活動します。 それは二次災害の防止のためためです。

こんなニュース、聞いたことありませんか?

「溺れた子どもを助けに水に飛び込んだ男性、死亡」

これを聞いて、どう思いますか? これとまったく同じ事です。

僕らはプロとして、火災が現場に入り、消火活動を行い、必要とあれば火の中に入って行かなければなりません。

アメリカの消防は、ヒーローを求める国柄から、命の代償に助けた人間を崇めたりしますが、僕はそれを美談とは思いません。

だって、死んだら終わりですよ?

その人にも家族がいるだろうし、帰りを待っている人がいるだろうし、その人がこれから先、もっと多くの人を救ってくれるかもしれない。

でも終わり。

これはだめですよ、ゼッタイ。

今回の秋田県能代市の火災、何故殉職したか?

確かに、毎年活動中、又は訓練中に殉職しているのが、消防という職場です。

起きてしまった、それで終わってはいけません。

・今回、原因はなんだったのか? ・それを防ぐことはできなかったのか? ・次の現場に生かすことはできるのか? を、きちっと検討しなければなりませんよね。

報道では、フラッシュオーバーが原因ではないか?とされていましたが、皆さん、フラッシュオーバーってご存じでしょうか?

恐らく、今回の件で、全国の消防本部が文書を出し、検討会などを行っているはずです。

今回ピックアップされたキーワード、フラッシュオーバーについては、必ず触れられると思いますので、知ってる方は簡単に復習を、知らない方は事前に予習をしましょう!

…と思いましたが、始めの方に気持ちをぶつけた文書を書いてしまったので、今回はこの辺で。