救急事案から学ぶ ~乳児の熱性けいれん~

今日は実際にあった救急事案と、それに対する意見の紹介です。

まぁ実名とかは出さないで紹介していきます。

 

 

本日の救急車要請内容

「1歳男の子、39℃の熱が出て、けいれんをおこしている。」

 

現場到着時、けいれんは収まっている状態。

ぐったりして目は閉じているが、呼吸は正常。

体温は37.5℃まで下がっていた。

 

病院へ搬送し、検査結果は「熱性けいれん」でした。

 

 

この記事を読んでる方へ。

 

もしかして、どっかで聞いたこと、見たことあるな?

なんて感じていないでしょうか。

 

 

そうなんです。

実は、とてもよく事案。

僕自身、数回対応している事案です。

 

 

なので、このような症状の場合、

救急隊が家族の方に聞きたい内容があります。

少し開設を加えますので

是非覚えていてください。

 

1、けいれん症状は片側だけか?両側か?全身か?

 熱が出ている、出ていないに関わらず聞きます。

 片側のみであれば、けいれんではなく、「麻痺」の可能性があります。

 もし麻痺症状であれば、脳疾患など別の病気を疑う場合があります。

 

2.けいれん時間はどのくらいか?

 熱のみによるものか、ほかの原因によるものかを探る要素の一つです。

 また、けいれんの継続時間によっては、後遺症が残ったりします。

 

3.いつもとどのように違うのか?

 主に意識があるときに聞きます。

 上記したような、表情に違いがあれば、こちらも脳疾患などを疑います。

 

 

ちなみに。

ここからは予備知識です。

意見も入っていますが参考にどうぞ。

 

・泡を吹くこともあります。

・体温が40℃くらいまであがることも。

・でも数分後に37℃くらいまで下がることも。

 

・実は病院に行っても、対処法は特にない。

 熱性けいれんの場合、熱が下がれば症状は治まります。

 少し熱があるときに、適切に冷やしていれば、熱性けいれんになりません。

 

・少し前の時代のように、近所で見てもらえる病院があれば、

 救急車は不要な案件です。

 コミュニティーって大切ですね。

 

 

いかがでしょうか?

今回は、救急隊が知りたい情報を紹介し、

その解説を付け加えました。

合わせて、予備知識と僕の意見も加えております。

 

もしもの時は参考にしてくださいね。

 

 

 

追伸。

今読み返したら、あまりまとまっていない文章でした。

次回から、もう少しまとめてから書くようにします。

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